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月詠蒼の管理するブログでっす。 たまに見事なネガティヴスパイラルに陥るのでどうか生温かい目で見守ってやってください。
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とりあえずデパートはなくても良いと思う←
ほんっとめんどいです。

それはさておき

昨日は美術部員の一年生メンバーでカラオケ行ってきました!
一名ムリだったのですが

まあ月詠は当たり前ですがボカロばっかりでしたが、
問題はヤツなのですよ・・・

モンスターパフェなんてものを割り勘したんですが
これがでかい。
予想してたけどでかい。

そしてケーキがおいしかった・・・。

後半は精神的ダメージにより戦闘不能に。

友達が一人で残ったグロテスクな物体を完食してくれました。
ありがとう!




学生割引で2500円が1500円だったんですよ。
誰か挑戦してみてくださいな。






いつも一日の大半を過ごしている武道場から
駆けつけたときにはもう遅かった。

家の中から担架に乗せられた人がたくさんでてくる。
お手伝いの人たちだった。

幸い死人はでなかったようだが、家の中は荒れていた。
この村の中でもそれなりに権力を持つこの家には
こうやって嫌がらせのように殴りこんでくるやつらがたまにいる。

応急処置をしている人の邪魔にならないように
小走りで玄関へ向かう。

それからしばらく歩いてリビングへと入ったところで彼女を見つけた。

「・・・・・・メル・・・・・・・・・。」

「エル・・・?」

振り向いた彼女の顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。

何も言わずにそっと彼女を抱きしめてから呟くように言った。

「ごめん。僕が・・・もっと早くに帰っていたら・・・。」

彼女の肩が震えている。

「エルの所為じゃない・・・。この家のことをよく思っていない人がいるのは
 仕方ないんだってお母さんが言ってたもの。」

「でも」

言葉が出てこない。

「・・・ごめん。ごめんね。」

そんなありきたりな言葉しか出せない自分がもどかしい。


「私は・・・。やっぱり強くないよ。目の前でお母さんが殴られても動けなかった。
 怖くて・・・逃げたかった。」


それでも逃げ出さなかったのか。


「・・・約束・・・するから。」

「え?」

「絶対強くなるって・・・約束する。それでこの村も、家も、メルのことも
 みんな守るから・・・。」

彼女が驚いた表情でこちらを見上げた。

その顔に
あいまいな笑みしか返せなかった。



そして――













自分は







約束を守れなかった。














あげく




村を捨て、




名前を捨て、




過去まで捨てた。







許されるはずのない

咎を背負って

自分は生きている。


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